岩手県大槌町に「風の電話」があるそうです。
震災前にいとこをがんで亡くされた佐々木格さんが古い電話ボックスを譲りうけ自分の庭におき、自分の思いを伝えることができたらと、黒の電話をおいたことが始まりだそうです。
「風の電話」ボックスには、線のつながっていないダイヤル式の黒電話があります。だれでも自由に出入りして話すことができ、電話の横には佐々木さんのこんなメッセ―ジが添えられています。
「風の電話は心で話します 静かに目を閉じ 耳を澄ましてください 風の音が又は浪の音が 或いは小鳥のさえずりが聞こえたなら あなたの想いを伝えて下さい 想いはきっとその人に届くでしょう」 JCASTニュース 引用
今でも震災で親しい人を亡くされたかたがこられて、想いを伝えられるそうです。
大切な人を突然になくしてしまった心はなかなか癒されないんだなと、その切なさと命の大切さを感じます。
「かせのでんわ」絵本もでているそうです。
いもとようこさんが絵本にされたそうです。
” つたえて、あの人に・・・・
やまのうえに1だいのでんわがおいてあります。
きょうもだれかがやってきました。
せんのつながっていないそのでんわではなしをするために ”
こころに響く言葉ですね。
(ハーバード大学でもこれが講義にいれられるそうです。)