故人が亡くなった後、初めて迎えるお盆のことを「初盆」といいます。
四十九日以降に初めて迎えるお盆のことです。
四十九日以内にお盆がきたならば、初盆は翌年になります。
私も昨年初盆だったんですが、色々わからないことでてきて迷いました。
初盆のお供えものは?
1.精霊棚(しょうりょうだな)
祖先の霊を迎えるための棚
お仏壇の前に飾りつけします。位牌は精霊棚の中央に置きます。
そしてその年の作物や精霊馬をお供えします。
2.精霊馬とは
祖先の霊を迎えるものです。
きゅうりとなすに割り箸で足をつけて、それを馬・牛とみなします。
その馬にのってご先祖様が素早く来られる、かえるときは牛にのってゆっくり帰るだそうです。
3.盆提灯
祖先の霊が迷わず家にたどり着けるように灯しておく提灯です。
白提灯と絵柄提灯の2種類がありますが、初盆は白提灯を使います。
初盆で使用した白提灯は送り火で燃やすか、お寺で供養していただきます。
供花、新しいロウソク、線香、松の割り木も用意しておきます。
送り火の12日前までに準備は終わらせておきましょう。
お供え団子
4.初盆のお膳(お供え膳)
一汁山菜または一汁五彩の形で飾ります。
仏壇にお供えするものと家族が一緒に食べる分を同じ献立で用紙します。
注意!
お膳の向きは、遺族は自分に向けておき、仏壇用のお膳は仏壇に向けておきます。(おはしのある側が仏壇側になります)
献立は肉、魚等の生臭いものをさけ、精進料理が基本となります。
家族が食事を終わったら、仏壇のお供え膳も下げます。
献立は・・・
五色・・・赤、緑、黄色、白、黒
五味・・・甘味、塩味、酸味、辛味、苦味
五法・・・煮る、焼く、蒸す、揚げる、切る
精霊棚がある場合はその前に置きます。
一汁五菜
一汁三菜
果物、
お菓子、
お花
ロウソク
線香
お水
準備することは?
僧侶の予定を押さえておく。
会食をする場合は僧侶が参加するかどうかの確認も忘れずに!
親族以外の故人と親しかった人を招待する場合は、案内状を送る。
1ヶ月前に送るようにしましょう。
。 お布施の準備
お布施はだいたい3万円から5万円(一般的)
お車代 5千円から1万円
御膳料として5千円から2万円
これらのものを包んでお盆にのせて渡します。
(僧侶が会食に参加される場合は御膳料は必要ありません)
お布施の表書きは・・・「御布施」または「御経料」、その下に施主名をフルネームで書きます。
普通の墨で書きます。裏面には氏名、住所、包んだ金額を書きます。
新札がよく、お札の表面が上になるように包みます。
・・でも現在では白封筒を用いてもよく、この場合は無地の封筒を使いましょう。
お料理の手配をする。
法要後の会食のために料理を手配します。
仕出を頼むとき、または食事をする所を予約するときには、法事での利用と伝えておきましょう。
お返しは?
新盆見舞いをいただいた方への返礼品は・・
新盆の法要に参加していただいた方には、いただいた香典や御供物料の金額の半分~3分の1程度が目安ですが、実際いくらいただいたかはわからないので、新盆法要に出席していただいた方へは、法要後の会食がお返しとなります。
それとは別に、1,500円~3,000円程度の引き出物を用意し、会食後お渡しします。
新盆見舞いのお返しののしには・・・「志」「新盆志」「御新盆志」「初盆供養」等 下段に「○○家」とかくか、喪主の氏名を書きます。
新盆法要に参加されなかった場合は、
新盆抱擁に参加されず、焼香に訪れてくださる方もおられます。不意に来てくださるかたおられるかもしれません。
その時のために、1,000円程度のお菓子、お茶、タオルセット等「粗供養品」
と書いたのしをかえて用意しておきましょう。
水引は・・黒白、双銀、黄白の結び切
郵送で新盆見舞いを頂いた場合は、
いただいた金額の半額程度が目安です。
相場的には3,000円~5,000円程度の品を送ります。
表書きは「志」とします。送るときはお礼状も添えましょう。
高額の新盆見舞いをいただいた場合は、後日別でお返しや返礼品を郵送しましょう。新盆法要から2週間以内に届くようにします。お礼状もそえてくださいね。
当日の服装は?
施主や遺族は喪服をきたりしますが、親族のみの場合は平服でもいいです。
喪服の場合は・・・男性はブラックスーツ、女性は黒のワンピース、アンサンブル
略式喪服(平服)は・・黒や紺色、グレーなどの暗い色やシンプルな服
学生は制服や白いブラウス、や黒、紺のズボン、スカート、ワンピース
子供は落ち着いたいろの服
アクセサリーをつけるときは、白またはグレーのパールのネックレス
まとめ